[11/26、愛知県内飛行!]空のアクロバットチーム、【ブルーインパルス】、その魅力とは?

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1872年11月27日に現在の愛知県が誕生してから、2022年で150周年を迎えることとなり、その記念とした取り組みのなかで2022年11月26日(土)に愛知県内上空において航空自衛隊のブルーインパルスによる展示飛行を実施することとなった。

ブルーインパルスとは?

航空自衛隊の広報によるとブルーインパルスとは「大空に夢・感動」を描くアクロバットチームとある。航空自衛隊の存在を多くの人々にPRするために、航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事(東京オリンピック1964、2020で上空に五輪を描く、FIFA・ラグビーワールドカップなどでのアクロバット飛行)で華麗なアクロバット飛行を披露する専門チーム、それが「ブルーインパルス」。正式名称は、宮城県松島基地、第4航空団に所属する「第11飛行体」で印象的な青と白にカラーリングされた6機編成の飛行部隊である。初代機体はアメリカから供与された当時の主力戦闘機「F86ーF」で1960年に登場し、1964年の東京オリンピックで会場上空に華麗な五輪、大阪万博で¥開会式でEXPO’70の文字を空に描くなど、日本の高度経済成長と祝う場で活躍し(左写真)1981年まで活動した。この初代機体がのちのブルーインパルス=ブルーカラーのイメージを定着させた。二代目として「T-2」が国産初の超音速高等練習機として1982年に登場し、その真っ青なブルーの機体をパイロットが華麗に操り、多くの国民を魅了した(中央写真)。現在のブルーインパルスは国産の中東練習機である「Tー4」が採用され、1996年にブルーインパルスの三代目としてデビューして以来、現在まであらゆるイベントで活躍している(右写真)。二代目機体に比べ、機体の小型・高性能化により、高Gの連続演目や垂直飛行する高負荷演目にも対応できるようになり、アクロバット飛行の演目がますますダイナミックとなった。

ブルーインパルスはなぜ多くの人を魅了するのか?

ブルーインパルスの魅力はなんと言っても青と白の洗練された機体を、6人の優秀なパイロットが華麗な操縦技術で実施するアクロバット飛行だ。この機体を見るだけでも心が躍る中、6機の機体が編隊となり、大空をキャンパスに繊細な操縦技術を駆使しながら壮大なアートをパフォーマンスとともに披露してくれる。それはまさに「ブルーインパルス」の名前の由来となったチーム名、「青い衝撃」そのものである。航空機でイメージしやすいのは、旅客機(ジェット機)、セスナ機(プロペラ機)や戦闘機などは身近にあるかとは思うが、ブルーインパルスは日本が誇る世界トップレベルのアクロバット飛行部隊である。その演目は様々で、スモークを活用したアートや、機体平行飛行、6機でのダイナミックなアクロバット飛行など高度な操縦技術を駆使し、見る人をハラハラドキドキさせてくれる。航空自衛隊のホームページによると、2022年度のブルーインパルス展示飛行(アクロバット)は18回となっており、今年は残すところ、あと3回の様子。東京オリンピック2020のアクロバット飛行は新型コロナウイルス影響もあり、展示飛行の20分前に公表され、サプライズ飛行となり、多くの人々が消化不良となった。しかし、今回の愛知県内での飛行は事前に展開されており詳しい飛行ルートも明示されているため、このイベントを心待ちにしている人々も多いはずだ。

11月26日、愛知県内でどのような演目を披露するのか?

愛知県のHPによると、愛知県で予定されているのは2022年11月26日(土)、13時15分頃から14時5分頃までで、小牧基地を出発してから犬山城周辺、愛・地球博記念公園周辺(ジブリパーク)、岡崎城周辺、新城IC周辺、吉田城址周辺、名古屋城周辺までスモークで編隊飛行し、名古屋城周辺で演目披露をのあと、小牧基地へ帰還する。演目は天候にもよるとのことだが、「さくら」(6機の機体が6つの輪でさくらの花を描く)、「ビッグハート」、「レベル・サンライズ」(5機の散開飛行)を予定し、通過地は「デルタ・ローバス」(6機のデルタ隊形でスモーク飛行)での編隊飛行予定とのこと。愛知県のホームページにかなり詳しい情報が記載されている。

  • 小牧基地出発:13時15分頃
  • 犬山城周辺:13時20分頃
  • 愛・地球博記念公園周辺:13時26分頃
  • 岡崎城周辺:13時29分頃
  • 新城IC(もっくる新城)周辺:13時33分頃
  • 吉田城址周辺:13時36分頃
  • 名古屋城周辺:13時43分頃 ★演目予定
  • 小牧基地到着:14時5分頃

愛知県の県政150周年をブルーインパルスが祝福するとのことで、気になって調べて見たが、子供の頃に「Tー2」に心を奪われたことを思い出す。新型コロナウイルスの蔓延影響により、航空業界にはなかなか明るいニュースがないこと、ウクライナとロシアの戦争により、戦闘機の映像を見る機会も多くなったが、個人的にはあまり歓迎できるニュースでは無かった。このブルーインパルスの記念展示飛行は、航空機関連の明るいニュースであり、26日に多くの人を魅了することとなるだろう。26日の午後は多くの人が各地区周辺の大空を仰ぎ、ブルーインパルスの華麗なアクロバット飛行に魅了されることだろう。

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