【楽天カード】クレジットカード不正利用被害と、補償までの道のり

マネー

最近ではお金を支払う、という行為がずいぶんと便利・簡単になってきた。支払い方法も現金、クレジットカード、デビットカード、金券に加え電子マネーやプリペイド、ポイントでの支払いも可能。便利な反面、利用者及びサービス提供者のリスクが拡大している。筆者はポイントを貯めること、お金の管理をまとめるために、使用するカードは最小限にしている。ニュースで不正利用・引き出しを見かけるたびに「どこか他人事」の用に思っていたが、2022年、筆者も被害者の一人となった。

■被害内容:クレジットカードによる不正利用

■被害金額:68,055円(後に楽天カードによる補償により返金)

 ※不正利用が発生した利用先では無くカード会社が補償するかを判断

自身が被害に遭ったと気づいたとき、思った以上にどう行動して良いかわからなかった。読んでくれる方に少しでもこの経験が役に立てばと思い、実経験をご紹介する。

【必須】カード利用明細の確認

明細の確認で不正利用に気づいた

筆者は普段クレジットカードの明細は事細かに確認はしないものの、数ヶ月に1度内容を確認する。ある月に非常に少額(初回110円)での利用あり、以降同サービスから計6件の見覚えの無い引き落とし。さらに翌月に別サービスから3件の引き落としがあった。1つはAmazonのサービス(ダウンロードサービス)であり、子供が誤って動画や映画をダウンロードしたのではと諦めかけた(子供たちを疑ったことを後悔)。子供たちは言いつけを守り、勝手に何かをダウンロードすることも無く、なぜ費用支払いが発生しているのか、この時点では不正利用とまで理解は及ばなかった。

【確証収集】見覚えの無い費用の洗い出し

次に、当該の不明な費用が発生している前後の月のクレジットカード明細をすべて確認し、見覚えのないものを洗い出した。結果、利用覚えの無い支払い案件が9件、総額68,055円にのぼり、良くこの時点まで気づかなかったと自身の無防備さに落胆しつつ、不正に利用されていることへの怒りを覚えた。利用先を調べると不正利用被害の多い利用先(AMAZON系のサービスと個人が利用しない法人向けサービスの2箇所)であるらしい、とネット情報にある。ここで、不正利用であると確信をえつつ、クレジットカード会社のホームページから問い合わせ、今後の対応を確認した。

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【確認】カード発行会社への連絡

翌日、クレジットカード会社のコンタクトセンターに連絡(混雑していて全くつながらない)、ようやく繋がった電話にて以下を確認。要約すると、不正利用の可能性が高いため、

  1. 使用中のカードの停止処理の実施(被害抑制)
  2. 見覚えの無い費用の洗い出しと利用先への連絡
  3. 利用先への連絡と内容確認
  4. 内容確認後、再度クレジットカード会社に連絡

クレジットカード会社のヘルプデスクから各利用先に確認してくれるものと勘違いし、期待していたが、クレジットカード所有者本人が各利用先に確認をとる必要がある。今思えば当たり前のことであるがこの時点で筆者は「被害者」として冷静な状況では無い(楽天のヘルプデスクの方は丁寧に説明してくれた)。

楽天カード、ご利用覚えの無い請求に関して(https://www.rakuten-card.co.jp/security/no-usage-bill/)

【証明】明細表記の利用先への確認(被害証明に必要)

早速指示に従い、不正利用された可能性の高い利用先に連絡した。今回大きく個人向けサービスと法人向けサービス(電話をかけて初めてわかった)に分かれていた。

利用先①アマゾン系サービス(個人向けサービス)

 電話内容照会実施、質問に答える。アマゾンのアカウントを持っていたため、指示に従いアカウントでの購入履歴を確認するも、購入履歴なし。筆者のクレジットカード情報を利用し、第三者が別のアカウントを作成して購入した可能性が非常に高い。この確認結果を基に、当該サービスの専属部門にて再度調査をかけ、後日見解のメールを送付すると回答頂く。

後日、調査の結果、不正利用であったことが確認が取れた、補償に関してはカード会社に連絡するように、との回答結果を得たため、ようやく利用先①は不正利用被害にあったと確証を持って、カード会社へ相談できる状態となった。

利用先②法人向けサービス(マイクロソフト)

 利用先①と異なり、筆者は個人ユーザー、アカウントはあるが、利用実績が無い、購入サービスは法人向けサービス、であることからすぐに不正利用である、との判断を得た。念のため確認窓口の方の名前、連絡先、カード会社から連絡が入ったら説明頂きたいと伝え、電話を切った。

利用先①、②共に不正利用であったと確証を得られた。

ここでのポイントは不正利用だという確証を得られたこと、立証してくれた窓口をきちんと記録またはメールなどの確証をえること(後の申請に役立つ)

【再】カード発行会社への連絡

確認結果を基に、カード会社へ連絡。この時点で各利用先から確証を得られたため、カード会社としても不正利用による被害者として扱ってくれた。この後は非常にスムーズで、メールにて送付されてくる被害金額(明細内容)を案件ごとに入力、各利用先から得られた情報や連絡先、確認者を記載し、所定フォームで被害申告を実施。判断基準は不正利用であったことが確証を得られること、被害者に落ち度が無かったことを証明できること(不用意に見覚えの無いウェブサイトにクレジット情報を流した、カードを紛失している、など)。

この申請後、無事に該当被害内容の補償が認可され、翌月早々に被害額の入金があった(この間、約1ヶ月以内)。

今回のまとめ

今回の経験を通し、被害に遭わないことが最も重要であるが、被害を最小限に抑える、被害にあった際のポイントとして、

  1. クレジットカード利用明細の定期チェック(見覚えの無いものは無いか?)
  2. 見覚えの無い利用金額の確認
  3. 見覚えの無い利用金額がある場合、カード会社及び利用先への確認。
  4. カード会社に連絡する際に、具体的にどういった情報や対応が必要か、を確認
  5. 早急にクレジットカードを停止する

副次的な被害として、メインのクレジットカードを停止したため以下

  1. クレジットカードの作り直し、各支払い先への連絡
  2. クレジットカード変更申請(カード発行会社、支払い登録をしている各種サービス)
  3. 引き落とし不可となったサービスへの振り込み対応(手数料発生)
  4. 家族カードの停止と作り直し
  5. 時間の浪費

今回被害に遭い、楽天カードや利用先の迅速な対応あり、被害額を取り戻すことができた。一方でこの件による副次的被害も大きかった。便利な世の中に進化してきており、サービスも増加・進化している。一方でリスクも増加しており、気をつけていたとしても被害には遭う可能性はある。被害に遭わないように防衛することに加え、被害に遭ったらどうするか、少しでもお役に立てればと思う。

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